40代から始める膣ケアの必要性とおすすめの方法
更年期とは閉経の5年前から閉経の5年後の間の期間。日本人女性の平均の閉経年齢が50才であるので、更年期は40代後半から始まります。更年期になるとさまざまな体の変化が起きます。その中でも見逃せないのが膣の変化です。ですから、膣の健康を守る膣ケアが必要になってきます。膣ケアを怠ると、日常生活に不快感やトラブルが増えてしまうことも。そこで、どうして膣ケアが必要なのか、そしてどうやってケアすればいいのかを詳しく見ていきましょう。
更年期からの女性の膣ケアの必要性
女性ホルモンバランスの変化が膣の変化につながる
更年期に入るとエストロゲンというホルモンの分泌が減少します。このエストロゲン、実は膣の潤滑や弾力を保つ上でとても大事な役割を果たしているんです。若いころは、膣内はエストロゲンの作用でいつも潤って柔らかく保たれています。エストロゲンが減ると膣が乾燥しやすくなり、かゆみや炎症が起こりやすくなります。
膣の環境変化
エストロゲンの減少は、膣内のpHバランスにも影響を与えます。これは、膣の健康にとって非常に重要です。バランスが崩れると、細菌や真菌(カビ)の感染症にかかりやすくなってしまいます。膣の環境は非常にデリケートなので、注意が必要です。
生活の質の向上
膣の不快感や痛みは、日常生活の質を大きく下げる原因になります。例えば、座っているだけで痛かったり、ちょっと動くだけで違和感を感じたり…。こうした不快感を減らすことで、毎日をもっと快適に過ごせるようになります。
おすすめの膣ケア方法
では、具体的にどのように膣ケアを行えば良いのでしょうか?いくつかの方法をご紹介します。
適切な洗浄
膣の外部、つまりデリケートゾーンの洗浄はとても大切です。しかし、洗浄剤の選び方が重要。一般の石鹸やボディソープではアルカリ性なので、pHバランスが乱れて雑菌の繁殖などにつながりかねません。pHバランスを保ちながら優しく洗浄できる専用の洗浄剤の使用がお勧めです。また、腕や足、ボディなど普通の皮膚を洗浄するための石鹸やボディソープは、デリケートゾーンには洗浄力が強すぎるので、乾燥の原因になることがあります。
デリケートゾーン専用の洗浄剤の使用が適切です。
デリケートゾーン用洗浄オイル「フェミノール」など、pHバランスを保ち乾燥を防ぐ洗浄剤がお勧めです。これにより、清潔さを保ちつつ、必要な潤いをキープすることができます。
保湿剤の使用
乾燥を防ぐために、保湿剤を使用するのも効果的です。特に天然成分をベースにした潤滑剤は、肌に優しくておすすめです。
日常的に少量を塗布しておくことで乾燥対策になります。
エストロゲンの補充
ホルモン補充療法(HRT)を医師と相談の上で検討するのも一つの方法です。エストロゲンを補充することで、膣の健康をサポートし、乾燥やかゆみを軽減できます。ホルモンバランスを整えることで、膣だけでなく全身の健康も改善することが期待できます。
適切な食生活と運動
健康的な食事と適度な運動は、全身の健康にとって欠かせません。特に大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲンと似た作用を持つため、更年期の女性には特におすすめです。豆乳や納豆、豆腐などを積極的に摂取しましょう。
定期的な検診
婦人科での定期検診は、膣の健康状態をチェックするために重要です。早期にトラブルを発見し、適切な対処をすることで、膣の健康を維持することができます。
その他の膣ケアに役立つヒント
ストレス管理
ストレスはホルモンバランスを乱す原因の一つです。リラクゼーション法や趣味に時間を割くなどして、ストレスを軽減するよう心がけましょう。
適切な衣類選び
通気性の良いコットン製の下着を選び、きつい服装を避けることで、膣の環境を健やかに保つことができます。
適切なケアで快適な日常を
年齢とともに変化する膣の健康を守るために、適切なケアをしましょう。女性ホルモンの減少は誰にも起こる自然なことですが、そこでケアするかしないかで、大きな違いが出ます。
デリケートゾーンを洗浄して潤いを保つオイル洗浄剤のフェミノールは、毎日のホームケアにおすすめです。